学校法人 日本聾話学校
難聴幼児通園施設 ライシャワ・クレーマ学園
補聴器は、赤ちゃんがきこえる音の世界を広げます。 補聴器のスイッチを入れると、お母さんのあたたかい声とのふれあいが始まります。
本校は、乳幼児聴力検査に重点的に取り組んでいます。 音が聴こえると、子どもの右方向に置かれたオモチャが光ります。「インサートイヤホン」という軽量のチューブ型イヤホンを用いると、片耳ごとに聴力を測定できます。この検査方法により、0歳児から左右別のしかも重度難聴の子どもたちの聴力検査が可能になりました。日本では本校がこの検査方法をいち早く導入しました。
本校では最新のデジタル補聴器に関する技術を導入し、子どもたちの残された聴力を可能な限り生かすことに努めています。左右別の聴力検査の結果および日々の観察から、一人ひとりの子どもの「聴こえ」に合うように補聴器のフィッティングを行っています。
補聴器をしっかりに装着し、適切に音を鼓膜に届けるためには、その子どもの耳にぴったりと合った「イヤモールド」が必要です。耳型の採取は、耳鼻科校医の指導のもとで行っています。
毎朝、補聴器・人工内耳の点検を行います。
本校には、人工内耳をつけた子どもが多く在籍しています。
人工内耳装用児の聴覚管理・教育は、医療機関との連携のもとで進められます。
人工内耳をつけた子どもも、補聴器をつけた子どもと一緒に、充実した楽しい学校生活を過ごしています。
人工内耳を装用した子どもは、ただ単に人工内耳埋め込み手術をするだけでは不十分で、補聴器を装用した子どもたち同様に聴覚を最大限に生かす教育が必要なことが明らかになっています。「聴覚主導の人間教育」は人工内耳を装用した子どもたちにとって最も良い環境を提供するよう目指しています。
補聴器や人工内耳は、教室、ホール等では、騒音、反響があることに加え、教師との距離が離れているため、聞き取りが困難な状況になります。 これを大幅に軽減し、聞き取りやすくするため、本校ではソニーの協力のもと、独自に「赤外線補聴システム」を開発しました。 教師の声は、赤外線という一種の光に変換されて教室内に照射されます。 子どもたちは、胸につけた「赤外線受信機」で受けた教師の声を補聴器・人工内耳で、あたかもすぐそば、30〜40cmの距離で話しているように明瞭に聴くことができます。 机や天井に設置されたマイクは、生徒同士の相互会話を促すための鋭指向性マイクロホンです。